こんにちは、中野です。
いよいよ冬本番、時々寒さがマシな日があったかと思えばまた再び冬将軍がやってくるという季節になりました。
それと同時に忘年会シーズンに突入しているので、磯一グループ各店も多くのお客様にお越しいただき忙しく賑やかな季節となりました。
そんな寒い時期なので、ここは南国・沖縄のお話をしたいと思います。
沖縄というと思いつくものは限りなくありますが、外食産業に身を置く者としてここは沖縄の居酒屋事情について語ってみたいと思います。
沖縄の居酒屋というと、特徴的なのが民謡ライブが楽しめる居酒屋ですね。那覇市内にある国際通りにはたくさんの民謡ライブ居酒屋があって、そこでは沖縄の民謡を生演奏で楽しめる上に、沖縄名物の料理やお酒を楽しむことができます。
これだけ魅力があれば、当然お店は大繁盛です。国際通りだけでも数えきれないほどの民謡ライブ居酒屋があって、それぞれ多くのお客さんで賑わっています。
もちろん、来店客の大半は観光客です。最近では国内だけでなく海外からの観光客も多いので、以前より国際色豊かに賑わっている印象です。
これが本当の、「国際通り」ですね。
こうしたお店の魅力づくりは、沖縄の特色をうまくいかしていて絶妙だと思います。お客さんはその民謡ライブがお目当てなので、おそらく料理の味にまであまり関心がないと思うので(間違ってたらすいません!)、いかに沖縄に来たという実感を味わえるかだと思います。
そんな人たちの要求に見事に応えたのが、民謡ライブ居酒屋というわけです。
磯一グループの「海の家」では、魚市場の競りになぞらえてお客様同士で高級な食材を競り落として食べていただくというイベントを開催しています。
これも「魚を楽しみに来た」というお客様に、魚市場の雰囲気を楽しんでほしいという思いからです。
沖縄のライブ居酒屋と、基本的な発想は同じです。
それまで会話も少なめに食事をされていた方々が、競りが始まるとお喋りが盛り上がるというシーンは何度も見ました。
沖縄のライブ居酒屋でも、それは同じです。ライブが始まれば自然に手拍子や「イーヤーサーサー」という合いの手も出てくることでしょう。
食事をいかに楽しいエンターテイメントにするかというのは、外食産業全体の大きなテーマなので、これからも色々と提案していきたいですね。