百花繚乱、コンセプト居酒屋の世界

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海の家 マグロ解体ショー
最近はコンセプト居酒屋という業態がとても人気です。
従来の居酒屋といえば、何となく和風の店構えでお酒のアテになりそうな料理が並んでいるという形がほとんどで、今もそのスタイルで営業をしているお店が大半です。
しかし、最近のお客様の嗜好というのはとても多様化していて、1つの業態だけだと集客できないこともあるという事情から、何かコンセプトを持たせたお店が多くなりました。こういうお店のことを、コンセプト居酒屋といいます。
例えば普通にコーヒーを出すお店であれば喫茶店ですが、そこの女性店員がメイドの服装をしてお客さんのことをご主人様と呼べば、そこはメイド喫茶です。コンセプト喫茶店というわけですね。
飲食店に行くという日常的なことに、ちょっとした非日常的な要素を加えることで楽しんでもらうという考え方は、飲食店のあるべき姿ではないかと思います。何で楽しんでもらうかがコンセプトで、それが味一筋という考えであっても良いでしょう。
磯一の場合は水槽に魚介類を泳がせて、さらに磯盛りといってその日のオススメ素材を見ていただいて注文を決めてもらうというシステムをとっていますが、これもコンセプトのひとつです。内装もしかり、スタッフの言葉づかいもしかりです。
それでは、磯一以外にはどんなコンセプト居酒屋があるのでしょうか。
忍者屋敷、監獄、学校、お化け屋敷・・・などなど、どれも遊園地のアトラクション並みの内装でかなりの本気度です。こういうお店は味だけで勝負をしているわけではないので、磯一とはまたスタイルが異なりますが、お客様に楽しんでもらおうという目的は同じです。
家で食べるのではなく外食するというのは、そのお店の雰囲気やサービスなども同時に食べているので、その付加価値が満足できるものであればまた来てもらえます。
飲食ビジネスが目指すゴールは同じでも、そこに至るまでのプロセスには実に色々な方法があるものだと感じさせてくれます。
写真は、西中島にある磯一グループの店舗、海の家でまぐろ解体ショーが開催されている光景です。海鮮居酒屋という雰囲気を楽しんでいただくために、こうしたイベントを盛り込むのもコンセプトあってのことです。

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