こんにちは、中野です。
新学期、新年度、新社会人・・・「新」の文字が似合うこの季節、磯一グループでも新しい自分をスタートさせる人がいます。その人ともども、ぜひ希望を胸に頑張ってほしいと思います。
さて、前回「将来自分の店を持ちたい人に伝えたいこと」を前編としてお話ししました。あれでもかなりスリムにしたつもりでしたが、やはり長くなってしまいました(笑)
その時に予告した通り、今回はその後編です。今回は人との関わりです。
私が自分の店を始めた時、あまりにも仕事に頑張りすぎたことがたたって、年末の大事な時期に倒れてしまったことがありました。自分がいなければ何も始まらないのにどうしよう!と思っていたのですが・・・。
いざふたを開けてみると、私がいなくても店はちゃんと回っているではありませんか。
そうです、一緒に働いていたスタッフが頑張って、店を守ってくれていたのです。それまで独善的になっていた死事に気づいた瞬間でした。自分一人できることは限られているが、仲間と一緒にやれば大きなことができる本気で感じた瞬間でした。
だから、今も磯一グループでは能力のある人、やる気のある人にどんどん大事な役割を任せています。私が突然いなくなっても、優秀なスタッフのおかげで磯一グループは回ってくれるでしょう(笑)
ここで大切なのは、人を信頼することです。
人に仕事を任せるのは、簡単です。しかし、任せきるというのは意外に難しいことです。
ちゃんとやっているのか気になったり、そこで何かミスが起きたら責任を追及してしまったり。これでは任せたとは言えません。
任せた以上、その人のやり方に委ねます。そして何かあった時の責任は任せた人が取る。これが、任せるという言葉の本当の意味であり、そこからしか信頼は生まれません。
私は倒れた時にようやくそのことに気づきましたが、これから自分の店、自分の商売を考えている方は、必ず人を使うことになります。その人をいかに信頼するか、そして信頼してもらえるか。そこにあなた自身の器量が問われていると言っても良いでしょう。
今の身の回りを見てみてください。
職場の仲間、上司、部下、友達、恋人、家族、知り合い・・・あらゆる人間関係の中で自分の責任において物事を任せられる人がどれだけいるか?それを自問自答することから始めてみると、効率よく意識を高めることができると思います。