こんにちは、中野です。
いよいよ秋本番化と思ったら急に暑くなったり、何だか夏と秋がせめぎ合っている真っ最中であるというイメージを持ってしまいます。
今回は以前にもお話をしたことがあると思うのですが、いわゆる「成功本」について語ってみたいと思います。
成功本とはビジネス書のコーナーに並べられている、成功哲学や方法が書かれた本のことです。
今も昔も書店の花形なので、目にしたことある方、手に取ってみたことがある方、そして買って読んだことがある方は多いと思います。
こうした成功本には、いくつかの特徴があります。
すでに大成功をしている経営者などの言葉や生き様を紹介して、「このようにしたら成功できる」という答えを導くもの。
偉人などが遺した言葉の意味を研究して、そこから成功する生き方や考え方を解説するというもの。
まだまだあります。その他には「成功する習慣」「これをやれば成功する」というマニュアル、ハウツーものもたくさんありますね。
これだけたくさんの成功本があったら、これを読めば誰でも今すぐ成功できそうな勢いです。
しかし、実際にはそうではありません。これって、ナゼなのか考えたことはありませんか?
偉大な経営者がやってきたことと全く同じことをすれば成功するのであれば、私もそうしていたことでしょう。
成功している人は全員、その人自身が成功する方法を見つけて、それを実践しています。成功本にあった方法を丸々採用して実践して成功を収めている人は皆無だと言っても良いでしょう。
こうした成功本をたくさん読んでいる人を、「成功本マニア」と呼ぶことがあります。成功する方法を読みふけることで、自分が成功できる人間になっていることに快感を感じるというのが、実際のところです。
娯楽という意味で成功本を読むのであれば問題はありませんが、ほとんどの人は成功本を読む目的が「成功すること」だと思います。
その目的を考えた時に、方法論を成功本だけに頼るのでは力不足です。参考にできることはあっても、成功する方法はすべての人にとってオーダーメイドなのです。
成功することは手段であり、成功することで人生を豊かにしたり、普通の人にはできないようなことを実現したりするのが最終目的です。
その目的をしっかりと持てば、そのために何が必要かを考えることで自ずとオリジナルの成功哲学が生まれてくる・・・実際に成功している人というのは、これができている人なのだと思います。