こんにちは、中野です。
私たち居酒屋業界にとってこの時期はどうしても忘年会の話題を外せないので、今回も忘年会のお話をしたいと思います。
忘年会はその一年の世相を表していると言われるほど、毎年同じようなことをやっているように見えて色々と細かい事情は異なるようです。忘年会シーズたけなわということで、今年の忘年会事情を色々と調べてみました。
忘年会に参加する回数の平均は、1人あたり1~2回だそうです。
1回は職場の忘年会だと思いますが、もう1回は友達同士などプライベートな人間関係で集まっているようです。人によっては友達のグループが複数にまたがっていることもあると思いますので、その場合はグループの数だけ忘年会が増えていくんだとか。
あと、友達というところまではいかないかも知れませんが、趣味のサークルなど何らかのグループに所属している人はそこでも忘年会が開催されるので参加回数が増えます。
特に最近はこういった何らかの活動をしている人が本当に多くなりましたね。磯一グループ各店で忘年会を開催されているお客様を見ていても、必ずしも職場の集まりだけではないことがよく分かります。
次に、忘年会といえば幹事。いつの世も幹事は大変な役目で割に合わないという声もよく聞かれますが、その事情は今も昔も変わらないようです。
今年の忘年会で幹事を務める人に対するアンケート調査をしたところ、最も苦労するのはドタキャンへの対応と2次会の会場選び・手配だそうです。
私も幹事の経験はありますし、磯一グループ各店では幹事を務めておられるたくさんのお客様と色々と接してきましたので、幹事さんのご苦労は重々承知しています。1次会の会場選びだけでも全員が満足できる答えを出すのが大変なのに、ましてドタキャンなんかされたらたまったもんじゃありませんね。心中お察しします。
2次会の会場選びについても、いったい何人くらいが2次会に流れるのかが判明しなければ押さえるお店の大きさや雰囲気が変わってくると思います。職場の忘年会であれば連絡を取りやすいかも知れませんが、それ以外の集まりとなると忘年会の当日まで顔を合わせないなんてことも多いでしょう。これもやはり、心中お察しします(笑)
そんな悲喜こもごもの忘年会事情ですが、人間の本音をもっと強く表している調査結果もあります。
それは、忘年会に参加しているものの実は参加したくないと思っている人が意外に多いことです。これはほとんどが職場の忘年会に集中していました。やはりウマの合わない上司や同僚、後輩などがいてる場では楽しめないということでしょうか。
それだけでなく、最近はお酒を飲まない人、いわゆる飲みニケーションと呼ばれる宴席でのコミュニケーションを好まない人が多くなりました。若い人を中心に、そういう人はそもそも忘年会に魅力を感じていないようです。居酒屋をやっている者としては、なんだか寂しい気もしますがそれも時代の流れですね。
参加される方の気持ちは色々でも、お客様をお迎えする私たちの気持ちは変わりません。
今年もたくさんのお客様にお越しいただき、心からのおもてなしをさせていただきます!