居酒屋、外食ビジネスに身を置く者として、これからこの世界で成功したいと思っている人と接することがよくあります。磯一グループで働きたいと思っている人との面接の場も、そのひとつです。
そんな機会によく感じることがあります。
それは、実家が飲食店をやっていたり、身内に飲食業をしている人がいるほうが成功しやすいのではないかと思っている人がとても多いことです。逆に言うと、身内に飲食業をしている人が全くいない場合は不利だと思っていることにもなります。
これは実際のところどうなのかと言いますと、そんなことは全くありません。実家が飲食業をしているからといって外食ビジネスで成功する素質があるとか、逆にそうでなければ才能がないとか、そんなことは無関係です。
なぜそう言い切れるのかと言いますと、私たちのスタッフには色々な人がいて、生い立ちに関係なく頑張っている人はしっかりと結果を残していることを知っているからです。
磯一の公式サイトを見ていただくと、各店の店長やアルバイトスタッフなどの紹介記事があります。そこには各スタッフの生い立ちや実家の商売などについても若干触れていますが、これを見ているだけでも全員が飲食業の家に生まれ育った人ではなく、ほぼ半々くらいの比率ではないかと思います。
もちろん、飲食業をしている人が身近にいる環境で育った人にとっては、飲食業がとても身近なものに感じられるでしょう。だからと言ってそのまま同じ道を歩む人が全員というわけではなく、全く違う仕事に就く人もたくさんいます。
その逆に、全く飲食業との関わりを持ったことの無い人が興味を持ってこの世界に飛び込んでくるということも多々あります。
成功のチャンスは、どちらにも平等にあります。その後、自分の仕事をどこまで頑張ったか(私たちが呼んでいる「志事」ができているか)によって、結果は大きく違ってきます。努力は人を裏切らないという言葉がありますが、この業界ほどその言葉がピッタリと当てはまることはないでしょう。頑張った人には、しっかりと結果は付いてくるのです。
例え、身内に同じ業種の人が全くいなくても、関係なく成功している人は磯一にもたくさんいるのですから。