凡事徹底という言葉を大切にした人

LINEで送る

こんにちは、中野です。

本日は、当ブログのタイトルにもなっている「凡事徹底」という言葉について、ユニークな人物を紹介したいと思います。
カー用品店の全国的なチェーン、イエローハットの相談役を務めていた鍵山秀三郎さんという人です。もともとは自転車を使った行商からスタートして全国的なカー用品店に育て上げた人物として、とても有名な経営者です。
実はこの鍵山さん、「凡事徹底」という言葉を仕事の世界に持ち込んだ草分けでもあります。

今更ですが、凡事徹底というのは当たり前のことを徹底して取り組むという意味です。磯一グループの仕事ではこの凡事徹底をとても大切にしていて、ひとつひとつの仕事に意味を持たせて取り組むことで、そこから新しい価値を生み出していきたいという願いを込めています。
そして、それが出来る人はどんな世界でも通用する人として成長できるはずなので、将来飲食業ではない世界を目指している人にも大切にしてほしい言葉だと伝え続けています。

さて、この鍵山さんの言葉には私が共感出来るものがたくさん詰まっています。
イエローハットを今の会社に育て上げた原動力について、鍵山さんは「理想の会社をつくるという志だ」と語っています。そうです、志です。
同じ「しごと」をするのであれば、「志事」をしましょうという私の考えとほとんど同じ・・・いえ、全く同じと言っても良いでしょう。

ところでこの鍵山さん、現在はイエローハットの相談役を退いて「日本を美しくする会」というNPO法人の相談役を務めています。
ここにも鍵山さんのポリシーがあって、現役の頃から掃除をとても大切にされていたそうです。得意先の前を頼まれなくてもキレイに掃除するという取り組みを地道にずっと続けてきて信頼を獲得したというエピソードも語っておられます。
もちろんイエローハットの店内もキレイに掃除するという取り組みを続けてこられた結果、「カー用品店は汚い」という常識を覆して今のようなスタイルを築き上げたのです。
まさに凡事徹底!素晴らしい考え方だと思います。

鍵山さんにとっては掃除も凡事のひとつで、それを徹底してやり続けることで信頼という財産を手に入れられたわけです。
ひとつひとつの言葉がとても身に染みる、「凡事徹底」のお手本のような人です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA