考え方 × 想いの強さ × 正しさ = 仕事の成功
これは、仕事で成功するための最強の公式です。
中野が自分自身の経験をもとに成立することを確認した、きわめて実践的な公式です。
「考え方」「想いの強さ」までを前回の更新までに解説してきたので、今回は最後の「正しさ」に進みましょう。
この正しさというのは、中野自身が経験した失敗から得られた結論です。
人として正しいことをしましょうという、そんな大げさな話ではありません。商売をするにあたって、そこに来てくれるお客様目線にどこまでなれているかが「正しさ」だと思っています。
先ほどの公式で、考え方と想いの強さがどれも非常に高く、とても良い環境にあるとします。しかし、最後の「正しさ」がマイナスだったとしたら・・・?
そうです、それまでの掛け算の結果が大きくなればなるほど、マイナスが大きくなってしまうのです。
ここで、中野自身が経験した失敗のお話をしましょう。
16歳で寿司職人の道に入り、とても厳しい修行を経て念願のお店を21歳の時に創業することができました。
この時、中野は寿司職人の良し悪しは寿司を握る技術で決まると思っていました。
いえ、思い込んでいました。
おいしいお寿司が食べられる店であれば、たとえ店主が若くてもどんな場所にあっても、お客さんは来てくれると思っていたのです。
それが正解かどうかは、言うまでもありませんね。
お客様にとって行きやすい場所にあって、行きたくなる空間があって、その上でのおいしいお寿司です。
それが出来ていないのに職人気質の上から目線で商売をしても、うまくいくはずがありませんでした。
結果は見事に失敗!
しかし、この経験は最強の公式に「正しさ」を加えることができたので、今となっては大きなプラスだと思っています。
どんなに良いビジネスモデルがあっても、それを実現するための頑張りがあっても、その頑張り方や目線の置き方などが間違っていたら、マイナスがどんどん大きくなってしまうのです。
考え方と想いの強さを生かすも殺すも、「正しさ」にかかっています。
この3つが揃って初めて、掛け算の結果である成功の総量が大きくなります。
つまり、最も良いビジネスの結果がでます。それはお金であり、付いてきてくれる人たちであり、成功したと自信を持って言える自分自身なのです。