仕事がキツいかどうかは、考え方次第

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こんにちは、中野です。
三寒四温真っ只中ですが、日差しが出ている日は暑く感じるくらいになってきたので、いよいよ春ですね。
春と言えば、新社会人など新しいことを始めるシーズンです。それにちなんで、ちょっと面白い話を聞いたのでご紹介しましょう。

最近ではあまり言われなくなりましたが、3Kという言葉をご存知でしょうか。キツい、汚い、危険という言葉の頭文字を取ったもので、若い人に敬遠されがちな職業の3大要素と言われました。
その槍玉に上がったのは、建築や土木で、その後は介護関連や飲食業なども似たようなイメージで捉えられることもありました。こういうイメージが広まると、当然その業界で働いたことのない人は敬遠するでしょう。同じ働くなら、楽なほうがいいというのは最近特に強くなっている傾向ですから。

そんな折、ある建築関係の社長さんから聞いたお話があります。その会社は建築の基礎部分や構造部分の溶接工事を得意としていて、仕事内容はほとんど職人の世界だそうです。
職人さんの高齢化が問題になっていて、若い人がなかなか続かないというのがお悩みでした。以前に言われていた3Kという言葉のイメージも、やはり影響しているそうです。
しかし、考えてみてくださいと聞いたその先が「目からウロコ」でした。

建築現場での溶接作業なので、雨が降ったら仕事になりません。つまり、実質上お休みです。そして暗くなったら工事現場は仕事ができないというのも常識なので、残業もありません。土日は発注元であるゼネコンが休んでいるので、工事はなくお休みです。
つまり、休日に関してはこれほど安定していて「楽」な職業はなかなかないというのです。
また、危険作業が多いというイメージがありますが、最近ではコンプライアンスの強化によって、事故が起きることをゼネコンがとても嫌がります。そのため面倒だと思えるほど安全対策も徹底しているので、大きな事故が起きることは本当に少なくなっているんだとか。その社長曰く、「道を歩いていて車が突っ込んでくるリスクのほうがよっぽど高い」
んだとか、言われてみればそうかも知れませんね。

その一方で、大卒就職人気ランキングで上位の常連だった電通で、あんな痛ましいことがありました。正常な判断ができなくなるほどの残業、残業。そして最後は自殺するという、仕事に殺されてしまったような事件は、世の中に衝撃を与えました。
それと同時に、広告業界ではこんなこと珍しくないという事実がボロボロと出てきましたね。
この社長が最後に付け加えていた、「どっちが3Kか分からんでしょ?」という言葉にも説得力があります。
さすがに飲食業はそこまでキツい仕事だと思われていませんが、職業選びをイメージだけでするととんでもない誤解をしてしまうものだと痛感しました。
磯一グループで働くことをお考えの方は、私のブログや当社のホームページ、はたまた実際の店舗を見てスタッフのいきいきした姿を見て判断してもらえたらと思います。

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