スタッフの結婚に思うこと

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磯一スタッフが結婚しました
最近、磯一グループのスタッフが結婚しました。すでに入籍を済ませていてお子さんにも恵まれているのですが、結婚式がまだだったのでようやく結婚式と相成りました。
彼は磯一のある店舗で、そこにいる10人ほどの調理スタッフの中では最年少でありながら調理主任を務める、若きエースです。もともとは有名なお寿司屋さんで働いていたのですが、その仕事ぶりや人柄にほれ込んで私のほうからスカウトをして、来てもらうようになった人です。
その仕事ぶりはとても真面目で、曲がったことが大嫌いな性格そのものです。自分に対しても妥協をしないので、私がいつも大切さを説いている「志事」を見事に実践してくれています。
その彼の結婚なので、私としても最大限のお祝いの気持ちを伝えたいと強く思いました。人生の中において、結婚というのは一つの成果です。男として、お相手の女性がこの人となら結婚してもいいと思ってくれなければ相手は見つからないのですから。
最近では婚活がブームのようになっていて、結婚相手探しに頑張っている人が多いそうです。しかし、結婚したいと思うだけでは結婚は出来ませんし、出会いのチャンスを増やせば結婚できるかというと、それも違う気がします。
今回結婚をした調理主任はとても仕事熱心な人なので、婚活に精を出すような時間は無かったはずです。そんな時間があれば職人として腕を磨いで、多くの人に認められたいと思って志事に励んでいる姿を、横で見ている人は必ずいるものです。彼の結婚相手は以前の職場で一緒に働いていた人で、その志事ぶりに男性の魅力を感じたのでしょう。
結婚という目的を達成するために、もしかするとこれが最大の婚活ではないかと思うのです。婚活パーティの席上で自分をうまく出せる人は少ないでしょう。時間も少ないですし、何だか流れ作業のように扱われている気もします。
今回の結婚のように、毎日の働きっぷりや人間性、優しさや強さを十分時間をかけて見た上でのゴールインというのが、理想的な形ではないでしょうか。
今、結婚を目指して婚活をしている人(特に男性)に対しては、出会いのチャンスを増やすのも大事ですが、今の自分に与えられた役割と持ち場をしっかりと守れているかを自問自答する時間も必要だと思います。そこから見えてくるものは、きっと成功への最短ルートです。

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