たくさんある「しごと」

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志事 死事
こんにちは、中野です。
いよいよ高校野球も決勝戦が近くなってきて、今年の高校球界王者が決まろうとしています。
先日、高校球児も成功するためには志事が必要という記事を投稿しましたが、ここまで来ると勝ち残っている高校の球児たちを見ていると、やはり意識の高い子が多いという印象を受けます。
さすがに「志事」という言葉こそ使いませんが、自分がやるべきこと、自分を高めるために必要なことをちゃんと認識して、それを謙虚に実践している姿を見ていると、磯一グループでも絶対成功するやろなぁ~と思ってしまいます(笑)

さて、そこでも何度も登場した志事という言葉ですが、これは言うまでもなく「仕事」という言葉に違う意味を与えるために出来た言葉です。なんでも、初めてこの言葉を使ったのはあの松下幸之助さんだそうです。
現在製作が進んでいる私の本もタイトルに「志事と死事」という言葉が入っています。人生の成功につながる志事と、いつまでも成長できない死事には天と地ほどの差があるということを色々な事例を交えて説いています。

さて、その本の中にも登場するのですが、この志事と死事をさらに発展させて、他にもたくさんの「しごと」があるというお話をしたいと思います。

1つめは「思事」。
ひとつひとつのことを全てに対して思いをめぐらせて横着にしない考え方。凡事徹底という私の座右の銘でもあります。毎日やっているからと言って理由や根拠、思いをおろそかにしていないかを自問自答する大切さを表現しています。
どんな物事にも根拠や理由はあります。そこには大切な真実や本質が含まれていることも多いので、疎かにせず大切に考えて向き合いましょうということです。

2つ目は「師事」。
人から師と仰がれるような行動を実践して人の模範たる人間になる努力をする、そういう自分に近づけているか確認しながら取り組むことの重要性を表しています。率先垂範という言葉があるように、人を動かしたければまず自分が動け、という教えに通じるものがあります。背中を見てついてくる人は、本当の意味でその人を師と仰いでついてきてくれます。

3つ目は「支事」。
人を支える大切さを理解し、また人に支えられていることに感謝できる人を目指す考え方です。人という字は支え合う姿が文字になったと言われていますが、一人で生きていける人間などいません。必ず誰かのお世話になっていて、その反対に誰かの役に立っているのが人のあるべき姿です。支え合うことで1人分よりも大きなことを成し遂げる可能性も生まれます。

4つ目は、「示事」
言葉だけではなく行動で示す有言実行、または言葉なく伝えられる無言実行の姿勢も含まれます。口先ばかりの人が信用されないのは、その口先で言っていることが嘘だと見抜かれているからです。本当かどうかも分からないことに人は感動も共感もできません。嘘も隠しもない自分の姿勢と物事に取り組む姿を示すことで、はじめて人は感動・共感してくれるのです。

いかがですか?
何だか言葉遊びのようにたくさんの「しごと」を並べたわけではありません。
もしかすると、「しごと」という言葉には本当はたくさんの意味があるのかも知れませんよね。
ここにご紹介したことは、全て実践すればその人の成長に直接つながるものばかりです。毎日の「しごと」が単なる「仕事」になっている人、もしくは「死事」になってしまっている人は、こうした成長につながる「しごと」を意識してみてはいかがでしょうか。

具体的にどうすればいいの?というヒントは、磯一グループの中にたくさんあります。
磯一グループの一員として働いている人、これから働く人、そして働くことに興味を持っている人。全ての人に平等に成長のヒントとチャンスがある会社なのです。

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