「成功哲学本」を熟読した人が成功しない理由 前編

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成功哲学本 成功しない 理由

こんにちは、中野です。
いよいよ夏も終わりに近づいてきました。オリンピック、高校野球も終わって気づけばセリーグは広島が優勝マジックを着実に減らしていたりと秋の訪れを感じさせるニュースが目に付くようになりました。

そんな季節に、ちょっと気になることがあったのでちょっと長々と書いてみたいと思います。結構長いので3回に分けて投稿しようと思います。

成功哲学本、自己啓発本という類の本がありますね。
「○○すれば成功する」みたいなことが書かれている本のことです。最近は本だけでなく、ネット上の記事にもそういう感じのものが多くなった気がします。
それだけ、成功したいと思っている人が多いということですね。
そのこと自体は、とても大事なことだと思います。
しかし、これだけたくさんの成功哲学本があるのに、その本の数と成功している人の数が比例していないと強く感じます。

これって、ナゼでしょうか?

ちょっと本屋さんに行ってみると分かりますが、この手の成功哲学本というのはビジネス書の中でもかなりのウェイトを占めています。一大ジャンルと言っても良いでしょう。
「これをやったら成功しない」とマイナスを防ぐ視点で書かれているものもあれば、「成功している人はこれをやっている」というように成功している人の生活習慣や考え方から逆算してマネをすれば成功するという切り口のものもありますね。

実際、こういう本を好んで読む人を知っています。
その人が成功しているかどうかはともかくとして、どれだけ読めば納得するの?と思うほどこういう本を読みふけっているのは事実です。

こういう姿を見て私が思うのは、目的と手段の逆転です。
私はいつも「志事」と「死事」には大きな違いがあって、それを間違うとせっかくの努力がムダになるばかりか逆効果になると伝えています。
そうです、ここでも同じことを言っているのです。成功したいというのは目的であって、手段ではないのです。
成功哲学をたくさん勉強すれば成功するのではなく、その哲学を実践して初めて成功への道が開かれるのです。

この違いを見誤ると、先ほども述べたようにせっかくの努力がムダになってしまいます。
努力しない人が成功したいといくら思ってもそれは非現実的だと思いますが、せっかく努力しているのにそれが報われないのはもったいないですよね?

(つづく)

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