こんにちは、中野です。
前回に続いて、成功する人の目的と手段のお話をしたいと思います。
努力をしていない人が成功したいとどれだけ願っても、それは宝くじの当選を願うようなもので非現実的です。
しかも、努力をしていない人というのは宝くじすら買っていないようなものですから。
そうではなく、時間も体力も使って努力をしているのに成功になかなか近づかない人に対する問題提起をしたいと常々思っています。
成功哲学本を色々と見ていると、だいたい書かれていることは同じです。
よくよく考えてみれば当たり前のことが多いのですが、そこは書き手の文章力もあって上手に夢を見させてくれます。
そして、本を読んでいるうちに楽しい気分にもさせてくれます。
そしてさらに、ここから先が問題だと思うのですが、それを読んだことによって高揚感も得られるので、すでに自分が成功者の仲間入りをしたような気分にもなってしまうのです。
ダイエットをしようとしてスポーツジムの会員になった人が、すでにダイエット効果を実感したような気分になるのと同じです。
本当にダイエット効果が出るのはスポーツジムに毎日のように通って、そこで体を動かしてからの話です。
つまり、成功哲学本を買っただけではスポーツジムの会員になっただけの状態と同じで、「まだ何もしていない」のと同じということです。
もちろん、本を買ってみよう、スポーツジムの会員になろう、と考えた思考そのものは目的に向かうための貴重な第一歩です。
ですが、まだ第一歩にしかすぎないというところが重要なのです。
磯一グループには、たくさんの成功者がいます。
その全員に共通しているのは、成功哲学を自分で見つけていることです。もちろんそれに対するヒントは私や会社から色々と伝えさせてもらいますが、最後にそれを理解して行動するのは本人です。
それができるかどうかは大きな分かれ目になるので、仮にそのキッカケや情報源が成功哲学本でも一向にかまいません。
「こうすれば成功する」という情報を得たのであれば、それを実践することが大事です。
それぞれの個人がどんな本を読んでいるのかは分からないので一概には言えませんが、磯一グループで成功している人、そこから独立をして自分の店を繁盛店にしている人などを見ていると、あまりそういう本に教えを求めているようには見えません。
それよりも、目の前にある生きた教材のほうが自分のためになると考えているのかも知れません。
(つづく)