Youtubeの「しくじり企業」が面白い

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こんにちは、中野です。
今回は大人気になっているネット動画のお話をしたいと思います。ネット動画なんて一部のマニアが見るものというイメージがありましたが、そんなイメージを根底から覆されるほど面白いのでご紹介したいと思います。

「しくじり先生」というテレビの人気番組があります。
一時はこの世の春を謳歌したものの、何かしくじってしまったことによってその地位から転落、テレビからもいなくなってしまった人が登場して人生のストーリーを語る番組です。
テレビタレントだけでなく実業家など、さらにしくじり度が高い人も登場しているのでなかなか興味深い番組だと思います。
そのしくじり先生にあやかった企画として登場したのが、「しくじり企業」です。動画そのものは美少女キャラクターが音声合成で解説するという感じなのでオタク向けのものかと思ってしまいますが、そこで解説されているしくじり企業のラインナップがかなり面白いです。
三洋電機、山一證券、ライブドア、英会話のNOVA、リーマンブラザース、コンパイル(ぷよぷよの大ヒットで知られるゲームメーカーです)、大阪の有名なゲーム会社であるSNKなどが取り上げられています。ネットらしく時事ネタにも強いので、最近経営破たんしたてくみくらぶも取り上げられています。
どれも10分程度の動画ですが、それぞれの企業が創業して成長した経緯から、なぜ転落してしまったのかを実に分かりやすく解説されています。時々ネットスラングを入れて面白おかしくているセンスもいいと思いますし、すでにパート16くらいまで来ている動画ですが次を楽しみにする声がコメント欄にあふれています。
ここで解説されているしくじり企業には、大きな共通点があります。それは、そもそも創業した時の思いや優位性はとてもしっかりしたもので、それが大当たりして成長するところまでどこも同じだということです。
そうでなければあれほどの大企業にはならないでしょうし、そこから学べることもたくさんあります。しかり、しくじり企業の場合はその後のしくじった内容のほうが、さらに学べることが多くなります。
ほとんどのしくじり企業は成功している時のビジネスモデルを変えることをためらってしまい、いつしか時代の変化についていけなくなって破綻するというストーリーを演じています。
しかも、一度は大企業になっているので「ここを乗り切れば何とかなる」という思考が働き、問題の本質を見ようとせず表面的な対策だけに終始します。当然ながら業績が回復するわけもなく、その責任を取って社長交代劇やクーデターに近いようなお家騒動が起きて、さらに会社の地位が低下していきます。
過去の同じような経営破たんをした会社がたくさんあるのに、同じ道をたどってしまうのは人間の性かも知れませんね。
Youtubeで「しくじり企業」と検索するとパート1からズラッと表示されるはずなので、ぜひ一度見てみてください。
ここまでの大企業とは事情が違うかも知れませんが、私も企業経営者として他山の石とするべきことはたくさんあります。
磯一フードサービスがしくじり企業の仲間入りをしないように頑張ります!

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