こんにちは、中野です。
11月に入って秋本番の時期に、アメリカから世界中を震撼させるようなニュースが飛び出しました。そうです、あのトランプです。
最初は泡沫候補のように扱われていた暴言社長が、あれよあれよという間に共和党の候補者になり、遂には「絶対負ける」と言われていた大統領選挙で勝利を収めました。誰が何と言おうと、来年の1月からアメリカはトランプ大統領が政権を握ります。
これに対して、それはもう強烈な反発が起きています。
全米の各地では反トランプデモ巻き起こり、遂にはニューヨークにある自宅の前でも暴動のような騒ぎが起きているそうです。
世界でも「これでアメリカは終わり」「世界はどうなるのか」というニュアンスの声があふれていますね。
私がこれまで見てきた限り、就任前からこんなに嫌われているアメリカの大統領はいなかったのではないでしょうか。
なぜこんなに嫌われるのかと考えると、結局は選挙運動中に放ってきた暴言の数々が理由でしょう。確かに品のない発言も多いのでその点においてはあまり好きにはなれませんが、トランプ氏がアメリカを愛しているのは終始一貫しています。
アメリカを愛しているとあれだけ公言して、終わってみれば圧勝という結果に終わったのですから、アメリカ人もトランプ大統領を望んでいたというはずなのに、こんなに嫌われるのですから、何か違和感があります。
大阪人であれば、これと似た状況を思い出してしまいませんか?
そうです、大阪市を解体して大阪都を目指すという住民投票です。維新の会とそれ以外の全政党という構図で投票が行われたわけですが、結果は超僅差での否決でした。
アメリカの大統領選挙も、トランプ対他の全勢力という構図でした。アメリカは二大政党制の国なので、共和党でなければ民主党という構図ですが、今回の選挙は共和党の中にも造反がいたので一枚岩とはならず、トランプ氏を支持するのか、それ以外なのかという構図でした。対抗馬のヒラリークリントン氏も不人気でしたが、トランプ以外の選択肢がないので支持が集まると言う構図が見えました。
維新の会には、橋下徹氏という発信力の強いリーダーがいました。時には言葉が過ぎて叩かれていましたが、これもトランプ氏にそっくりです。でも言っていることは大阪のため、日本のためを思うものばかりなので、そこもアメリカ第一を訴え続けてきたトランプ氏と同じです。
今や世界は、このように言葉がハッキリしたリーダーを求めているのではないでしょうか。それを独裁と断じる人はいますが、これまでの方法で良くならなかった、何も変わらなかったことを有権者は知っています。それもアメリカ全土と大阪は同じでした。
トランプ氏がどんな手腕を発揮するのかは未知数です。良いことも悪いことも、どんどん新しいことが出てくるでしょう。大阪で維新の会がやってきたことと同じだと考えると、良い方向に進むことのほうが多いのでは?と思ってしまいます。
マスコミはトランプ氏の悪口一色ですが、そんなに悪いイメージを持っていないのは私だけでしょうか?