こんにちは、中野です。
意外に暖かい日が続いているかと思ったら、今度は一転して急に寒くなってきました。やはり季節というのは確実に移ろっているということですね。
外食産業としては急に寒くなるとお客さんの足が鈍ってしまうのですが、やはり季節は暦通り移ろってくれたほうが最終的にお客さんが多くなるので、助かるというのが本音でしょうか。
さて、今回はネットでちょっとした議論になっている「いざか族」について語ってみたいと思います。
まずは、この「いざか族」という言葉について。これは、居酒屋に来店する家族客のことです。とりわけ、子供を連れて来店する家族のことを指します。もっと厳密に言うと「夕食を居酒屋で食べる家族客」という意味合いになるようです。
これが問題になっているのは、やはり子供とお酒の関係です。もっぱらお酒を楽しむためのスペースに子供を連れてきて教育上の問題はないのか、というわけです。
私の個人的な見解ですが、これってそんなに珍しいことなのかな?と思います。
チェーン型の居酒屋であれば珍しいかも知れませんが、下町にあるような小さな居酒屋では近所の人が子供を連れて夕食を食べにくるという光景は珍しいことではありません。
まさかそこで子供にお酒を飲ませるわけでもなく、ファミリーレストランに行くのと同じ感覚です。
最近ではタバコを吸う人も少なくなったので、受動喫煙の心配も前ほどないように思います。
これに異を唱えている人の言い分は、だいたいこんな感じです。
特に年配の人が怒っているそうで、「アルコールのあるところに子供を連れてくるとは!」ということのようです。
でも家で飲む習慣がある家庭の場合は毎日のように家でお父さんが晩酌をしているわけで、それもアルコールのある空間ですよね。
子供もいずれ大きくなって居酒屋に親しんでいくということを考えると、子供のうちから大人に連れて行ってもらう形でそういう空間を見ておくのも良いのではないかと思います。
居酒屋を経営している側としては、そういうお客さんが増えるのは決して悪いことではないですし。
ただ、深夜に子供を連れて行くというのはやはり発育上の問題もあると思うので、そのあたりの節度は必要になるとは思います。