こんにちは、中野です。
今回は、最近やたら耳にするアレについてちょっと興味深い記事を見つけたので、それを交えて語ってみたいと思います。
そのアレとは、AI(人工知能)です。
人工知能そのものは昔からあるのに、最近やた見聞きすることが多くなったと思いませんか?
「人工知能が人間の仕事を奪う」
「人工知能で自動車は自動運転になる」
なんて話もよく聞きますし、さらにもっと進んで、
「人工知能がいずれ人間を超えて、人類を滅ぼす」なんてのもありますね。
ここまでくると扇情的すぎる気もしますが、実際のところはどうなんでしょう?
私がこの話題に興味を持ったのは、飲食業界にも人工知能やロボットの波が押し寄せているというニュースがあったからです。
ご存知の方も多いと思いますが、外食産業はひとつの岐路に立たされています。
人口減少による市場規模の縮小や過当競争など、これからはその競争がもっと激しくなっていくでしょう。
ただでさえ生き残るのが難しい世界なので、それがもっと顕著になることでしょう。
では、話を人工知能に戻しましょう。
最近、外食産業は深刻な人手不足が続いています。コンビニなどの流通業界も同じで、ファミレスやコンビニが24時間営業をやめる動きを見せているのも、それが理由です。
人手不足→人件費上昇→売り上げは横ばい→営業時間短縮・・・という流れは真っ当な経営判断とも言えます。
そこへきて、昨今の人工知能フィーバーです。飲食店のオーダーを取る業務や食事を提供する業務などを人工知能やロボットに代用できないか、というわけです。
ソフトバンクの人工知能ロボット「ペッパー」はすでに日本全国各地の飲食店で活躍しているので、決して絵空事ではありません。回転寿司のように機械化が進んでいる業態であれば、ほとんど人がいなくても営業できるような時代はすぐにやって来るかも知れませんね。
ただ、ここまでであれば人工知能でなくてもできることです。単純作業は機械の得意とするところなので、マクドナルドなどのハンバーガーショップなどでは完全ロボット型の店舗がどんどん増えています。
私が興味を持ったのは、そのさらに先です。
なんと、人工知能に接客だけでなく調理、店舗運営、さらには戦略立案まで任せようとする研究が進められているのです。ここまでくると、本当に人要らずですね。
人工知能が経営者となって飲食チェーンを経営・・・なんていうのはSFの話だと思っていましたが、ファストフードなどマニュアル化された業態であれば可能かも知れないと思ってしまいました。
さすがに私たち磯一グループの業態とはあまりそぐわないので、磯一グループ各店に人工知能の何かが導入されるというのは考えにくいですが、効率化できるところはどんどん効率化していくという流れは、これからも強まっていくということですね。