良い勤務条件は自分で勝ち取るもの

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勤務条件 就職活動
こんにちは、中野です。
いよいよ夏休みも終わりに近づいてきました。
相変わらず水の事故が起きたり、寝屋川の中学生が無残な姿で見つかったりと色々な意味で夏休みらしいニュースが続いてしまいました。

さて、今回は電車の車内吊り広告でちょっと気になったことがあったので、それについてコメントしたいと思います。
ある求人雑誌の広告があったのですが、そこに「選べる勤務条件」として、フレックスタイムや完全週休2日制など、色々な条件別に求人を選べるというようなことが書かれていました。
なるほど、確かに勤務条件によって働きやすさが決まる部分は大きいので、職探しの時にそれが気になる人も多いのでしょう。
それにしても「フレックスタイム」という言葉自体、まだあったんですね。
最近はその言葉すら聞かなかったので死語になったのかと思っていました。

このような言葉が求人情報で飛び交っているのは、応募する前に少しでも良い勤務条件を確定させておきたいという求職者の気持ちの表れでしょう。
求人雑誌は、そんなニーズに応えているわけです。
これ自体は、全く問題はありません。
ただ、経営者であり採用側の私から見ると、こういった動きに若干の違和感を覚えてしまいます。

なぜなら、勤務条件は働き始めてから作られていくもので、働き始める前に決めてしまうものではないと思うからです。
まだ活躍してくれるかどうか未知数の人に破格の条件を提示する会社はないでしょうし、仮にあったとしたらそれは「よほど人が集まらない、もしくはすぐに辞めてしまう」という理由で美辞麗句を並べなければ人が応募して来ないことを知っている会社です。
今風の言い方にすると、そういう会社をブラック企業というのでしょう。

つまり、求人の段階であまり好条件ばかりが並んでいる会社というのは、あまりおススメはできません。
特に勤務条件をシビアにチェックしている人というのは、ブラック企業のようなところを何とかして避けようと思っているはずなので、働き始めてから「こんなはずじゃなかった」となる可能性大です。
これは、そういうトラブルを色々と見てきた人間が言うことなので間違いありません(笑)

しかし、人は少しでも良い条件で働きたいと願うものです。
楽をして大きく稼ぎたいというのは、美徳ではないかも知れませんが人としての本能です。さすがに楽して大儲けという仕事はありませんが、より居心地の良い職場にしたり、収入を高くすることは本人の努力によって可能です。
そうです、理想の勤務条件は働き始めてからの活躍で会社から勝ち取るものなのです。会社側としても有能な人、活躍してくれる人に対しては何らかの形で報いたいと思うものです。それはもちろん、磯一グループも同じです。
経験が浅くても、やる気があればいくらでも活躍できます。活躍すれば会社から見てなくてはならない人になるので、その人に対する評価は当然変わってきます。
その結果として勤務条件が良くなるというのは、実にフェアで分かりやすいと思いませんか?
どんなに鳴り物入りで入団するプロ野球選手も、最初から億単位の年俸を稼いでいるわけではありません。1000万円またはそれ以下の年俸からスタートして、プロ選手として活躍すれば評価に応じてどんどん年俸が上がっていくのです。
それと全く同じだと思えば、勤務条件を良くする可能性は無限に広がっていることがお分かりいただけると思います。

あとは、そうなるための努力をする人に会社がどれだけ活躍の場を提供できるか、学びたいと思っている人に教えられるか、そこだと思います。
勤務条件の良い会社がない、といつまでも嘆く前に、まずはチャレンジ。そこでやっていけそうだと思ったらとことんやってみる。理想の勤務条件は、そこからしか生まれません。
努力なくして結果なし。
何の縁もない会社がいきなり好条件で迎えてくれるはずはないのですから、悔いのない就職活動をしてほしいと思います。

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