繁盛店と立地条件のふか~い関係

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飲食店の立地条件
こんにちは、中野です。
先日、飲食ビジネスを志すある方から色々とご相談を受けました。その際にお話をした中でお店の立地について興味深い話ができましたので、それについて書きたいと思います。

繁盛するお店づくりのために、立地条件は常にトップクラスの優先順位となる重要な要素です。
どんなに美味しい料理をお出ししても、どんなに素晴らしい接客をしていても、そこに人通りが無ければお店の存在すら知ってもらえません。
それを宣伝で補えば良いと思われるかも知れませんが、そこに宣伝費を使うくらいなら立地条件の良いところにお店を出すことにお金を使うべきです。宣伝はその場限りのことですが、立地条件はその後もずっと続くのですから。

実は磯一グループも、過去に立地条件の悪さゆえにお店がうまくいかなかったことが何度かあります。
既存店と近すぎて商圏が重なってしまったことによる失敗や、業態と客層の不一致による失敗などなど、そうした失敗があるからこそ今の磯一があると言っても良いほどです。

その意味では、これから飲食ビジネスで成功したいと考えている若い人は、ある程度立地条件でも失敗したほうが良いかも知れません。ただ、失敗というのはタダでは出来ませんから、金銭的なダメージを最小限に食い止める工夫は必要だと思いますが。

しかも、立地条件というのは水物です。
出店した時は良い場所だったものが、周辺環境や人の流れが変わったことによって条件が変わってしまうこともあります。
この場合はお店の業態を変更したり価格帯、ターゲット層を変えるなどの工夫でうまく乗り切れることもありますが、時には名誉ある撤退も必要でしょう。「もうちょっと頑張れば状況が変わるかも」と、根拠の無い幻想を抱いてお店の維持にこだわり続けるのは最悪なので、このあたりの嗅覚や経営センスも大切だと思います。

現在、磯一グループの各店は好調に推移しているお店ばかりです。
ここには立地条件の良さも当然関係しているので、これから飲食ビジネスを考えている方は、その周辺などを経営者目線で見てみてください。「あぁ、なるほど」と思えることがあれば、それはとても大きな収穫だと思いますよ。

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