糖質制限ブームが飲食店で引き起こしているアレについて 後編

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糖質制限 居酒屋

こんにちは、中野です。
前回の糖質制限食ブームが外食産業に与えている影響について書きましたが、書いているうちに長くなってしまったので居酒屋に関係する話は後編として今回に分けることにしました。
というわけで、今回は糖質制限食ブームについての居酒屋編です。その前のお話については、前編をご覧ください。

定食屋さんやファミリーレストランなどでは糖質制限食をしようとすると残すものが増えると前回お話ししましたが、実は居酒屋はその逆です。糖質制限食をしている人に言わせると、居酒屋は低糖質メニューの宝庫なんだそうです。
特におつまみとして食べるものは大半が低糖質なので、むしろ適しているという記事やコメントもネット上で多数見かけました。

特に魚は低糖質である上に高たんぱくなので栄養価が高く、糖質制限をしていてエネルギーが不足しがちな時に最適と言われています。刺身や煮魚、焼き魚などがその点では優等生ということになるので、磯一グループ各店でお出ししているメニューの多くは糖質制限をしている人にとっては理想的なメニューとなるようです。

とはいえ居酒屋にも色々な影響が考えられます。
まず考えられるのが、ビール離れでしょう。ビールは糖質が多いので昔からダイエット向きではなく太りやすいと言われてきました。ポッコリと出たお腹のことを「ビール腹」なんていうこともありますね。
本当にビールだけでそこまでお腹が出るはずはないのですが、ビールが大好きな人はよくそんな言われ方をします。
そんなイメージもあって、最近はビールをやめる人が多くなっています。その代わりに焼酎やウイスキーが低糖質(お酒によっては糖質ゼロ)なので、そちらに切り替える人が多くなるという寸法です。
日本酒は蒸留酒ではないので糖質が多いということで敬遠する人もいますが、そもそも日本酒はそんなにビールほどゴクゴクと飲むような代物ではないので、そのあたりはあまり影響はないように思います。

食べ物のほうはどうでしょうか。
居酒屋メニューは低糖質のものが多いということで、最近ではそのことをお目当てに来店される方もいます。特に魚料理は糖質が少ない上にお酒によく合うので、「糖質制限はしたいがちゃんと飲食したい」という人にとっては理想的な組み合わせになるので、そんな方が来てもらえるのは磯一グループとしても嬉しいことです。
最初から主食がセットメニューになっているという業態ではないのが幸いしているのかも知れませんが、やはりお出しした料理がほとんど手つかずで残っていると寂しい気分になると思います。

糖質制限自体は健康にも良いことなので、外食産業とうまく共存できるようになってくれたらいいですね。

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