新年のご挨拶と星野仙一さんへの思い

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新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

とても穏やかな正月を迎えられたので、今年も良い年になりますように・・・と思っていた矢先に、衝撃の訃報が飛び込んできました。
そうです、闘将・星野仙一さんが死去したというニュースです。
優しさと厳しさをあれほどまでにうまく使い分けて、部下を愛した人は中々いないと常々思っていましたが、死去のニュースに際してもそんな声があちこちから聞かれました。
本当に人望のある人だったんだな、と実感します。

星野さんは闘将の部分ばかりがクローズアップされますが、実はとても優しい人です。特に部下という立場の人に対しての優しさは本物です。
星野さんは岡山県の出身で、岡山県の財界人などとの人脈も錚々たるメンバーが揃っているわけですが、同じ岡山県出身の人を輪の中に入れることに積極的でした。
特に印象的なのが、元阪神の八木裕さんですね。八木さんも岡山県出身ということで、引退後の身の振り方を案じた星野さんが八木さんにまずやったことは、岡山県人脈への紹介でした。
「引退後は野球人以外との付き合いも大切にしろ」という本人へのアドバイスとともに、岡山県に関わるVIPには「僕の大切な後輩です」と頭を下げて紹介したそうです。
これこそが、部下を思いやる上司の姿だと思います。

この数年は闘病生活が続いていたといいますが、私はそのことを全く知りませんでした。それと同時に、周辺の人もほとんど知らなかったそうです。
闘将というイメージの人なので弱いところを見せたくないという気持ちがあったと思いますが、周辺の人に心配を掛けたくないという思いが一番だったと思います。これも優しさですよね。
最期は2人の娘さんに抱きかかえられるように息を引き取ったそうですが、本当に幸せな野球人生、闘将人生だったと思います。
亡くなった後もこうして色々な人に慕われるような人物に憧れます。
微力ながら、私からも冥福をお祈りしたいと思います。

新年早々亡くなった人の話で恐縮ですが、思うところ多くあったので語らせてもらいました。
今年も磯一グループともども、よろしくお願いいたします!

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