敢えて失敗してみるという思考法

LINEで送る

こんにちは、中野です。
まだまだ冬真っただ中、寒い日が続いています。
居酒屋を経営する立場としては、やはりそれぞれの季節らしい気候になってくれたほうが旬の味を楽しんでいただけるので、冬はしっかりと寒くなってくれるのが一番だと思っています。

さて、今回は人の成長についてのお話をちょっと久しぶりにしてみたいと思います。今回お伝えしたいのは、「失敗」についてです。
人は完璧な生き物ではないので、必ず失敗します。これは仕方ないことなので、失敗しないことを目指しても意味がないと思っています。
もちろん、失敗しないようにする努力は必要です。限りなく失敗をゼロに近づけていく努力は、人として永久に続けていくべきだと思います。
私が大切にしたいのは、その失敗についての考え方です。失敗することよりも、失敗を何も生かせていないことがもっと大きな問題からです。
失敗は成功の母という言葉があります。1つの成功の裏にはたくさんの失敗があるというのが真実なので、失敗をいかにうまく生かしていくかがその人の成長に深く関わっていると思います。

私は現在の磯一グループを立ち上げる前に、寿司店をやっていたことがありました。20代という若さもあって努力はしたつもりですが、うまくいきませんでした。
その時に志事と死事という2つの大きな違いに気づいたわけですが、その気づきが得られたのは失敗があったからです。この時の失敗がなければ、今の磯一グループという存在もなかったことでしょう。

失敗を恐れるのは悪いことではありませんが、恐れすぎるというのはチャレンジ精神を削ぐことになってしまいます。
そうではなく、失敗から何かを学んで同じ失敗をしなければ良いと言う思考が大切です。
ある知り合いの社長が、次々と新しいことをするのですが、その大半が失敗している様子でした。そんなに失敗続きでさぞや落ち込んでいるのかと思ったら、今のうちに失敗を何度もしておいてそこからどんどん教訓や気づきを得ているのだと言っていました。わざと失敗するのではなく、「仮に失敗しても、そこから何かが得られれば問題なし」という考え方です。
これなら社長自身はもちろん、社員の人たちも失敗を恐れずどんどん新しいことにチャレンジできますよね。事実、この会社の社員さんはとてものびのびと仕事をしているように見えます。

失敗を恐れるのではなく、そこから学ぶ。この精神は人としての成長に大きく関わっている重要な部分です。
磯一グループで働くスタッフにも、失敗から学ぶ尊さを伝えていきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA