こんにちは、中野です。
いよいよ秋本番、プロ野球界でも秋の訪れを感じさせる話題が多くなっています。
その中でも最大の話題と言えば、今週はやはり広島カープの優勝でしょう。
リーグ開幕から強さを発揮して、セリーグ他球団(特に阪神と巨人)が波に乗れないのを尻目に快進撃を続けた結果、結果としては圧倒的な強さで優勝を果たしました。
これだけの強さを発揮しているチームなのに、実は優勝は25年ぶりのことです。
確かに、最近でこそ広島は強いという印象を受けますが、それまでは万年Bクラスのチームだったこともありました。
よく阪神と一緒に最下位争いをしていたものです。
そんな広島カープが、なぜ今年はこんなに強かったのでしょうか?
勝負事なので色々な要因がありますが、何と言っても最大の要因は勝つための準備が出来ていたことだと思います。
野球で勝つための準備とは、選手の育成、補強、そして個々の選手の練習です。これらすべてが揃った上で、勝つための戦略、作戦があってチームは勝利に導かれます。
もちろん時の運もあるでしょうが、その運を引き寄せるためには準備が出来ていないといけません。準備なくして幸運なし、です。
今年の広島カープはそれが揃っていたから優勝したと言っても、去年までの広島がそれをやっていなかったわけではありません。
ここ数年の広島カープは上位に食い込むことが多く、いつ優勝してもおかしくないチーム状態でした。今年はそれがさらにフォローの風が吹いたことが優勝につながったとすると、広島の黄金期はまだ続くかも知れません。
他のチームが今年のようにモタモタしているようであれば、V2もあるかも知れません。
私はよく、志事の大切さを説いています。
このブログでもそうですが、社内でもよくその話をします。
それだけ大切なことだということですが、志事の意味を知らないことには努力の仕方を間違えてしまう可能性があるので、最初に「志事とは何か」という定義を知っておくことがとても大事だと思います。
広島カープの首脳陣や選手たちが志事の意味を理解し、本当に勝つための準備してきたことが優勝につながったわけです。
どれだけしんどい練習をしたとしても、それが勝つためのものでなければエクササイズでしかありません。目的・目標を設定して、そのために必要なものをリストアップする。そして順序に従って努力を重ねていく。とてもシンプルな考え方ですが、それが出来るか出来ていないかは、プロ野球の成績にも大いに関係があるということなのでしょう。