寿司の板前を育てる学校「飲食人大学」にお邪魔しました

LINEで送る

こんばんは、中野です。
いよいよ今日で6月も終了、今年も半分が終わってしまいますね。
今日は、私の知り合いが寿司学校を始めたという、とても元気になれる話題をご紹介したいと思います。

その名も、「飲食人大学」。
なかなか分かりやすくて惹きつけられるネーミングです。
この飲食人大学のコンセプトは、飲食業界の人材に関する悪い慣習や悪循環を断ち切って新しい人材の育て方を提案するというものです。
これについては、私も寿司の板前修業からこの世界を始めたので、「人材に関する悪い習慣」というのは実によく分かります。

飲食人大学

修行時代はキツくて当たり前、技は習うのではなく盗めとよく言われたものですが、それが今の人たちに通用するかというと、なかなかそうはいきませんね。
磯一グループでも人を育てるというテーマにはずいぶん前から取り組んでいますので、その難しさと、そこから得られたノウハウはかなり蓄積しています。
この学校はそうしたノウハウを学校という組織でいかしていくということだと思います。

飲食人大学

いかがですか? この「授業風景」。

本物の板前さんが学校という形で教えてくれる光景というのは、実に面白いです。学校のほうが教えるという環境は整っているはずですし、習う本人にも「学びたい」という気持ちがあるはずなので、これからは学校で習った板前さんがどんどん世に送り出されてくるという時代になるかも知れませんね。

飲食人大学

私は客という設定で、明日の板前さんに寿司を作ってもらい、おもてなしをしてもらいました。
隣にいる美しい女性は、この学校の関係者の方です。

ところで、この授業風景を見てひとつ気付くことはありませんか?
そうです、生徒さんに女性がとても多いんです。
この時、生徒さんは16人ほどだったのですが、そのうち半分くらいが女性でした。かつて寿司の板前に女性がいるというのは考えられなかったものですが、時代は変わって女性のほうがガッツを持って勉強する人が多いんだそうです。

こうして寿司を学んだ女性たちが何を目指しているのかというと、海外で寿司の板前になりたい人が多いそうです。
海外での寿司ブームはもはや、ブームというより日本発の食文化として定着していますので、そうしたところで日本人の寿司を握れる人はとても重宝されるのだとか。
そんな夢を胸に頑張っている人たちというのは、素敵です。

松本篤

ところで、この学校を運営しているのは松本篤さんという方で、私も仲良くさせてもらっています。私より若いのにここまでのものを作り上げるのは、すごい手腕だと思います。

人の育成を通じて、飲食業界を変えたいという思いには強く共感します。
こうしたところから明日の成功者が出てくることを願ってやみません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA