外食産業の一大テーマ、インバウンドツーリズムって何だ?

LINEで送る

外国人観光客
日本の人口はすでに少しずつ減少を始めています。何十年かすると、消滅する自治体があるという衝撃的なレポートもありました。
人口が減るということは、今すぐ影響が出ることはないにしても経済的な市場も小さくなることを意味します。外食産業に対する影響はとても直接的で大きく、そのままお客様の総数が減ることにつながってしまいます。
磯一も外食産業の一員として、決してこの問題と無関係ではいられません。
そんな外食産業を救うとも言われているのが、インバウンドツーリズムという新しい「市場」です。最近よく目にする経済用語ですが、これって一体何なのでしょうか?
このインバウンドツーリズムとは、訪日外国人による市場のことです。
大阪の街にも、最近はすっかり外国人観光客の姿をよく目にするようになりました。鮮魚や高級魚の市場として有名な日本橋の黒門市場が、今や外国人観光客の目玉観光スポットになっているのは有名な話です。確かに、黒門市場に行くと外国人の姿をたくさん目にするだけでなく、あちこちのお店の看板や貼り紙には英語や中国語の文字を簡単に見つけることができます。
そして、さまざまな外食店にも観光客が押し寄せ、今や重要なお客様層の一角を成すようにまでなりました。
こんなに外国人観光客が多くなったとは言え、日本はまだまだインバウンドツーリズムの後進国です。世界のランキングを見ても、まだ20位代をウロウロしているに過ぎません。ただ、この数年は毎年訪日外国人数が最多記録を毎年更新しているので、このランキングはどんどん上がっていくものと思われます。
そうなった時に、私たち外食産業はどう向き合うのか。これはしっかりと考えるべきテーマです。特に磯一グループは日本らしい食事を提供している業態なので、外国人観光客から好まれやすい傾向にあります。実際、これまでは見かけなかったような外国人のお客様がよく来られるようになっています。
特に変わったことをする必要はなく、これまで通り誠心誠意お迎えするのが筋だと考えますが、やはり文化や風習の違いによってこれまで考えもつかなかったような問題に直面するようになるかも知れません。
今できることは、異なる文化をいかに理解するか、そして違いがあることを認識した上でお客様をお迎えすることができるか、このあたりではないでしょうか。
難しく考えることなく、まだ見ぬお客様との出会いを楽しみにしたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA