外食産業とエンターテイメント

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競り 魚 磯一

こんにちは、中野です。
いよいよ9月も終わりですね。夏がなかなか終わらないと思ったら雨が続いています。これが終わったら一気に涼しいのを通り越して寒いくらいの季節になるんじゃないかと思ってしまいます。
ただ、やはり食べ物がおいしい季節になったことは実感できますね。まさに、食欲の秋です。

今回は、私たち磯一グループを含む外食産業とエンターテイメントの関係についてちょっと真面目に論じてみたいと思います。
居酒屋という業態は、お酒と料理を楽しむところです。お酒を楽しむことが中心にあるので、お酒に合うメニューが豊富に揃っています。
この、とてもシンプルな業態の外食産業が、今はとても多様化しています。激安路線を突き進む居酒屋チェーンもありますし、こだわりの料理を出しているところもあります。
それに加えて、最近はエンターテイメントの要素も大切な時代になりました。
美味しいお酒と料理に加えて、「楽しさ」の提供です。

例えば、磯一グループの店舗で西中島にある「海の家」では、オークションのイベントを開催しています。
普通に注文をすると4000円を下らないような高級食材を100円から入札を受け付け、それを落札した人の指定通りに調理してお出しするという具合です。あくまでもオークションなので、100円で入札をして終わったとすると、4000円の伊勢海老が100円になります。
さすがに高級食材はお好きな方も多いので、それで終わることはありませんが(笑)

このイベントはお客様にも好評で、魚市場で行われている競りの感覚で楽しんでいただいています。落札したお客様には美味しい魚介が、落札できなかった方にとっても入札に参加することで話が盛り上がるグループのお客様も目にするので、話題作りにも良いのではないかと思います。

これ以外にもマグロの解体ショーなど見ごたえのあるイベントなどにも趣向を凝らしているので、それをお目当てに来られるお客様もたくさんおられます。

以前であれば、こういったイベントはほとんど見ることがありませんでした。
美味しい料理さえ出していればお客さんは来る、という考えが通用していた一面もあったからです。
そうはならないところに今時の消費に対する多様化があります。

美味しくて楽しい居酒屋・・・
これからの外食産業に求められるものを的確にとらえて、時代に合ったお店作りをする大切さは、まさにこの点にあると思います。

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