今年の入社式で思うこと

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こんにちは、中野です。
4月は新社会人が巣立っていく時期でもあるので、あちこちで入社式が催されたというニュースが花盛りでした。
大手企業の入社式は、それはもう大規模でさすがだと思えるようなものがたくさんありましたが、そんな中で目を引いた傾向がありました。
それは、入社式のエンターテイメント化、ゴージャス化です。

どの会社がどう、という特定的なことは言いませんが、ホテルの豪華バイキング料理を振舞う入社式は当然のようにありますし、豪華クルーザーの船上でクルージング、なんていうのもありました。そのうちコンパニオンでもあげて酒池肉林でもやるんちゃうの?と思ってしまうほどです。
こうした入社式が多くなった背景は、人手不足です。企業は採用活動を行うにあたって計画通りの人を採用することが難しくなってきており、昔と違って企業が人を選ぶのではなく人が企業を選ぶ時代になりました。
少子化が進行しているのですから、この傾向は今後も続くでしょう。
もちろん、磯一グループも例外ではなく採用活動には苦労させられることもあります。
その結果、せっかく採用した人たちなのだからすぐに辞めてしまわないようにおもてなしをしている、というわけです。

確かに、この考え方は間違ってはいないと思います。魚心あれば水心なので、会社からもてなされたらやる気が出るかも知れませんし、その会社のことを好きになる可能性も高いでしょう。
しかし、それは豪華な食事だけで実現できるものではありません。
本当に大切なのは、その人が就職をして仕事を始めてからです。自分のやりたいことがあって、仕事を通じて自分を高められていると実感できることが、最大の社員サービスであると私は思います。
外食産業で働きたいと思う人の多くは、将来自分の店を持ちたいと考えています。磯一からもたくさんの人が卒業して、自分の店を持っています。この人たちは当然、磯一グループでえ仕事をして良かったと思ってくれていますし、会社としても本当に良かったと思います。
自分の会社に入社する人が目指していること、本当にやりたことは何か?その本質をしっかりと見据えた上で社員満足度を向上する努力をするのが本来の姿なのかな、と思います。
大規模な入社式をするわけでもありませんし、豪華クルージングもありませんが、磯一グループは新しく私たちの一員になる人を本当の意味で大切にして、それぞれの人の目指す道を本気でサポートしていきます。

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