ドラッカーの言葉が秀逸すぎる

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こんにちは、中野です。
すっかり春めいてきましたが、日中は暑く感じることも多くなりましたね。
春の訪れは新学期、新入学、新社会人など、新しいことが始まる時期でもあります。
皆さんにとっての春は、どんな始まりでしょうか。

さて、今回は超有名人の言葉をご紹介したいと思います。
その有名人とは、ピーター・ドラッカーです。ご存知、世界的な経営学者ですね。
「もしドラ」という本がベストセラーになったことでもおなじみの人です。
この人は経営学者として、特に人をいかにうまく使うかということにおいてたくさんの教えを遺しています。私も経営者として、しかも人が宝と言われるような外食産業の経営者として学ぶべきこと、共感できることはたくさんあります。
たくさんありすぎて紹介し切れませんが、その中でも秀逸だと思ったものをご紹介しましょう。

1つめは、この言葉。
「多くの人が、話上手だから人との関係は得意だと思っている。対人関係のポイントが
聞く力にあることを知らない。」

もう、おっしゃる通り!と手をたたきたくなるほどの言葉です。
コミュニケーション能力は人が成長していく上でとても大切ですが、その正しい意味を知っていますか?という金言ですね。
全く未経験だった人が仕事を始めたら、分からないことだらけなのは当然です。
そんな時に頼りになるのは上司や先輩からの教えですが、これを聞く耳は誰でも持っているでしょう。しかし、だんだん仕事に慣れてきた人、または仕事を教える立場になった人はどうでしょうか。
自分から教えるため、伝えるために一方的に話すことがコミュニケーションだと思ってしまっていませんでしょうか?
新人も人なので、言いたいこと、伝えたいことはあるでしょう。それをどれだけ聞き取れているかというと、これは簡単なことではありません。私もそうですが、本来話す立場にない人のメッセージをいかにくみ取るかは、経営者や責任者などの立場にある者の重要なスキルだと思います。
話す立場にある者ほど、聞く耳を持つ。これこそがコミュニケーションの真髄ではないでしょうか。

いきなり強烈なメッセージを突きつけられたところで、2つめにいってみましょう。
「正しい結果を与えてくれる最も簡単な分析は何か。最も簡単な道具は何かを問わなければならない。アインシュタインは、黒板よりも複雑なものは、何も使わなかった。」

最善の方法を探すこと、見つける作業、そして見つけられるようになることは、経営でとても大切なことです。その方法や道を見誤ると、会社や組織の崩壊にもつながりかねません。ドラッカーがいう「最も簡単」というのは、決して楽をするという意味ではありません。
誰でも理解できて、実績できること。それを可能にするには、簡単である必要があるのです。アインシュタインは自分の思考を整理したり、その結果を人に伝えるために黒板を使いました。そこにいたる思考はとても難しいものだったはずですが、最終的に最も簡単なものに書いて伝えたのです。
本当に頭のよい人は、難しいことを分かりやすく伝えることができます。アインシュタインの行動を見て、ドラッカーはそのことに気づいたのでしょう。
磯一グループには色々な社訓や行動指針などがありますが、これらも可能な限り分かりやすくしたものです。うまく伝わらない、実践されないことがあったとしたら、伝え方が悪かった私の責任だと思っています。
ドラッカーのいうアインシュタイン論には、とても共感できるものがあります。

偉大な功績を残した人には、偉大な言葉があります。
これからもたくさんの言葉に触れて自分の考えを整理していきたいと思います。

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