すき家というと、激安の牛丼で話題になったチェーン店です。大阪にもたくさんの店舗があるので、食べたことがなくても見たことはあるという方は多いでしょう。
そのすき家が、ここ数年色々と話題になっています。
発端は、深夜営業の時間帯に強盗事件が続発したこと。すき家は深夜の時間帯に一人で勤務をしていることが多く、その時間帯を狙って強盗があちこちの店舗に押し入り、被害が出ました。
こうした一人勤務は「ワンオペ」と呼ばれ、人件費の抑制に効果があります。しかし、仮に強盗が入らなかったとしても同時にお客様がたくさん入ったらパニックになりますし、ずっと一人なので「ちょっと休憩」ということもできません。
強盗の頻発を機に、こうした勤務体制がブラック企業であるという批判にさらされ、第三者委員会まで設置することになりました。予想通り第三者委員会はワンオペの中止と労働条件の改善を提案し、それを受けて人材を確保できなかった店舗は深夜の営業を中止したというわけです。
このご時世、劣悪な労働環境の会社に来てくれる人はいません。
仕事なので楽ではないにしても、そこで何か得られるものがなければ、人は夢を描けません。
常に「人」にこだわる私たち磯一にしても、これは他人事ではありません。
これからもスタッフが夢を持って自分を成長させられる会社だと思ってくれるよう、労働条件の改善や働きやすさの向上はゴールのない課題だと改めて思いました。