自分が恵まれていることを知ろう

いかに自分が恵まれているかを知ろう

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こんにちは、中野です。
いよいよ本格的な秋到来かと思いきや、それを通り越して冬に一直線という毎日です。大阪も気温が一桁の日があるなど、もはや冬ですね。
日本国内はハロウィンが終わったら、今度はクリスマスだの年末だのと平和を謳歌していますが、世界はそんなことはありません。
特に世界中の不幸を象徴するかのような状態が続いているのが、シリアとイラクです。

先日、いよいよイラク軍がIS(イスラム国)が支配する最大の拠点であるモスルという大都市に進入したという報道が流れました。
「進入」というと、あたかもイスラム国に虐げられている人たちを救いに行っているように感じる言葉ですが、現場で行われているのは殺人です。しかも、それに男性も女性も、大人も子供も関係ありません。そこにいたというだけで命を奪われる人が今日もたくさんいます。
イスラム国がやっていることは残虐でこのまま放置するわけにいかないという考えは分かるのですが、それを排除するには、やはり殺人が行われます。
イラクの首相は「イスラム国が逃げる道はない。投降するか死ぬかだ」という発言をしているので、投降しなければ殺すという宣言をしているわけです。
これで、「はい、分かりました」と投降する兵士ばかりならまだ良いかも知れませんが、それができるならとうの昔にできているはずです。

また、兵士にその気があっても投降しようとしたら「裏切り者だ」とされて背後から撃たれるかも知れません。
こうした地域は、シリアやイラクだけではありません。自衛隊の駆け付け警護が議論されている南スーダンも、それはもうひどい状態だそうです。力のある者によるやりたい放題がまかり通っているそうで、まるで「北斗の拳」や「マッドマックス」の世界ですね。

そんな世界の、目を覆いたくなるような様子を知った上で、日本国内に目を転じてみましょう。
仕事がキツいから辞めたい、人間関係がうまくいかないから逃げ出したい、国が悪い、政治が悪い、会社が悪い・・・などなど。本人にとっては切実な問題であるのは間違いありませんが、今をこうして安心して生きられること、明日もおそらく安心して生きていられることに対する感謝を忘れないようにしたいものです。
日本もシリアも、南スーダンも、どこも同じ地球の上なのですから。

いかに私たちが恵まれた状況にあるかは、こうして悩んだり不満を抱えたりできることでも証明されています。
戦時下にいる人たちは生きるのに必死で、そんなことを考える余裕すらないのです。

恵まれた状況にある私たちには、私たちにするべきことがあります。それが仕事であれ、勉強であれ、日々何かに取り組んでいる人にとってそれは大切な持ち場なので、一人一人が持ち場を守ることで生きている役目を果たしていきたいですね。

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