「鳥二郎」が提訴されました

LINEで送る

先日、当ブログでご紹介した「鳥貴族」そっくりの「鳥二郎」について最近になって大きな動きがありました。
この件については先月の記事で詳しく書いているので、よく知らないという方はそちらもご覧ください。

外食業界の「TTP」について

かねてよりこの酷似っぷりはマズいんじゃないかと思っていました。
先月の記事でTTPという言葉も紹介しました。TTPとは「徹底的にパクる」という言葉の略で、パクるなら徹底的にやれという意味が含まれています。
飲食業界には昔からあることで、他の業界(特にアパレル業界)でも昔から存在してきました。
そのたびにトラブルが起きるのは明白で、パクりの被害にあった会社が黙っているはずがありません。

今回の「鳥貴族」が起こした行動も、そのうちのひとつです。
何せ、店構えがそっくり、最近になって分かったのですがホームページのデザインまでそっくりでした。

鳥貴族と鳥二郎 ホームページ似すぎ

さすがに、これはマズでしょうね。
今では提訴を受けて(?)、ホームページのデザインも別のものになっていますが、当時はこのホームページを見て、ずっと鳥貴族のサイトだと思っていた人も多数いたそうです。
実際の店舗にも鳥貴族だと思って間違えて入ってきた人も多数いたとか。
さすがにそうなると鳥貴族にとってはお客さんを奪われたという意識になるでしょうから、何らかの措置を考えていたのでしょう。
それが、今回の提訴というわけです。

訴えが起こされたのは4月21日なので、先日私が記事を投稿した直後です。
この裁判は、今後の飲食業界に大きな影響を与えるでしょう。TTPとまで言われる完全パクりが司法でどう判断されるのかという判例が出来るからです。
同じような食材やコンセプトのお店同士がある程度似てしまうのは仕方ないと思いますが、どこかで行きすぎにブレーキを掛ける仕組みは必要だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA