こんにちは、中野です。
「死んだつもりで頑張る」という言葉についての考えを前編から述べていますので、今回はその続きです。後編から読んでも意味が分からないと思いますので、ぜひ前編からお読みくださいね。
4月20日という「しに番」でスタートした、磯一グループ。
とても縁起が悪い日にスタートしたのだから、もう後は上に行くしかないという前向きな解釈をしました。
この思考は、私が大切にしている「事実は1つ、解釈は2つ」という原則に基づいています。「しごと」という言葉を「志事」と「死事」という2つの漢字で表現しているのもまさにそれで、同じ仕事に取り組むのであってもその考え方や姿勢によってプラスにもマイナスにもなるということです。
話を戻しましょう。
この「しに番」は、普通に考えれば飲食業を営む人が忌み嫌う縁起の悪い日付ですが、だからこそ「これ以上悪くなることはない」というプラスの解釈をしたわけです。これなら、「しに番」も「もしかしたら、いい日なのかも?」と思えてきませんか?
一事が万事、この思考ができる人というのは目の前にある苦労や逆境をチャンスだと捉えることができる人なので、どんなことでも自分の糧にして成長していくことができるでしょう。
これは私がいつも磯一グループのスタッフにも伝えていることです。この考え方を理解して、気づき、自分で考えることが出来る人はお客様や周囲から信頼され、自分自身でも満足のいく人物になれているはずです。
今、置かれている状況が満足できないという方、納得のいかないことがあるという方。その方にお伝えしたいことは、もう言うまでもありませんね。
それはもしかすると、今後得ることができない大きなチャンスかも知れませんよ。
どんな物事であっても、事実は1つです。
しかし、解釈は1つではありません。プラスとマイナス、陰と陽、志事と死事。
2つある解釈のうち、自分を楽にしてくれる解釈、自分を成長させてくれる解釈に、今後進むべき道の正解があると思います。