「成功哲学本」を熟読した人が成功しない理由 後編

LINEで送る

成功哲学本 成功しない 理由

こんにちは、中野です。
成功する人にとって必要なことは何かというお話も3回目になりましたが、さすがに長くなってきたので今回で終わりにします。

2つ前の投稿にさかのぼって、成功哲学本がこれだけ書店にあふれていてビジネス書の一大ジャンルとなっている理由は、ここまでのお話でお気づきかと思います。
そうです、この手の成功哲学本はひとつのエンターテイメントだと思うのです。読んだだけで成功したような気分になれる、成功できる人間になった気分になれるというのは心地よいものです。その高揚感を与えてくれるという意味で、こうした本の役割は娯楽です。
面白い小説を読み終えた後の充実感と同じだと思うのです。

成功するというストーリーは他人から与えられるものではなく、自分で作り上げていくものです。
私が見てきた成功者には、一人として同じストーリーを演じてきた人はいません。それぞれがオリジナルのストーリーを作り上げて今に至っています。
本やネットなど、成功する方法を教えてくれるメディアはたくさんあります。しかし、だからといって成功できる確率が高くなったわけではありません。その情報を生かすも殺すも、その人次第です。

私はいつも、日々の仕事を通じて自己実現をしてほしいというニュアンスのことをスタッフに伝えるようにしています。このブログもその一環で、私の考えをまとめた本も製作しました。
これぞまさに成功哲学本かも知れませんが、私が作った本は娯楽本ではありません。磯一グループという場所で、いかに自分を磨いて成功していくかという実践的なことしか書いていません。
私自身が失敗したことも具体的に書いているので、そういう意味では面白いかも知れませんが(笑)

志事と死事の大きな違い、目的と手段の正しい棲み分けなど、成功するために必要なことは実は目の前にあったりするものです。
本屋さんにある成功の方法は万人に対して投げかけられているメッセージであり、今の自分が置かれている状況に落とし込むには内容を正しく理解して当てはめる作業が必要です。

それができて初めて、他人が作った成功哲学を自分のものにできるのではないでしょうか。
ちょっと長くなりましたが、世の中にあふれる成功哲学に対して思うことを述べさせてもらいました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA