「居酒屋は人手不足」という一連の報道に物申す

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こんにちは、中野です。
もう春はすぐそこですが、まだまだ寒い日が続きますね。この時期は雪が降る日と暖かい日が交互のようにやって来るので、雪国では雪崩が起きやすくなります。
なかなか素直に春を迎えさせてくれないのが、自然というやつでしょうか。

今回は、居酒屋を含む外食産業の人手不足について思うところを述べたいと思います。テレビや新聞をはじめ、ネットなどで外食産業の人手不足は色々な形で報道されています。印象的なのはファミレスが24時間営業を止める動きを見せていることでしょうか。もう24時間営業を続けても人件費が高くなるばかりで、客足はコンビニに奪われているというのがその理由だと語られています。
これが外食産業の現実であるという論調も散見されますが・・・これって、本当でしょうか?
同じ外食産業でもファミレスと居酒屋ではお客さんの目的も違いますし、営業時間の考え方もまるで異なります。最近では24時間営業の居酒屋も登場していますが、これもファミレスとは訪れる人の中身がまるで違います。

そこへもってきて、居酒屋の人手不足報道です。
確かに、どこも慢性的な人手不足であることは否めません。それは磯一グループも例外ではありません。
その理由として仕事がキツい、求められるレベルが高い、精神論がまかり通っている・・・etc。他にも悪口のオンパレードなので、これを見ただけの人が居酒屋を自分の職場、バイト先にしようとは思いませんよね。
おそらく私も、これだけを見たらそう思います(笑)

こうした報道や記事が、それでは本当の居酒屋の現場を正しく伝えているかというと、おそらくそうではないでしょう。事実、こういった記事を作成するために取材を受けたことはありません。他の居酒屋チェーンを運営している人のところにも、誰も来ていません。
つまり、想像で書いているか、もしくは居酒屋を辞めた人が恨みつらみも込めて書いているのでしょう。

飲食店には、この仕事を一生の仕事にしたいという人が集まっています。これは居酒屋だけでなく、あらゆる業種にも共通しています。ラーメン屋さんはそれが表に出ているので、カリスマ的な経営者のもとに信者といっても良いような人が集まって修行をしている様子がカウンター越しにも見て取れます。
この人たちに、「キツくて割に合わない仕事ですよ」と横やりを入れるのは、大きなお世話ですよね。本人たちはラーメンを究めたい!という強い思いを持って毎日の仕事に取り組んでいるのですから。

何事も真実というのは、その中にいないと見えてこないものです。
磯一グループで頑張っているスタッフの姿を見ていると、報道や外から見たイメージと現実との違いを強く感じます。

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